外壁塗装
Exterior Wall Painting外壁塗装は建物の見た目の美しさやデザイン要素の面が大きいかと思いますが、実は外壁材を雨水などから保護するというとても重要な機能があります。
どれだけ高価な塗料を使用しても、塗料の耐用年数を過ぎると劣化が始まります。防水機能が低下すると保護機能が失われ、外壁材や内部の躯体に雨水などの侵入を許してしまいます。大切な建物を守るため定期的な塗り替えが大切です。
塗料の種類
Type of paint外壁や屋根に塗る塗料は主成分の一つである合成樹脂の種類によって大きく4つに分類されます。塗料の種類によって耐用年数が異なってきます。
一般的に高機能で耐久年数の長い塗料ほど耐久性に優れており長持ちしますが、その分価格も高くなります。
しかし必ずしも高価な塗料がすべての外壁に適切であるというわけでもなく、下地の種類や現在の状態によって最適な塗料は変わってきます。プロの目で調査し、ご自宅に最適な塗装プランをご提案させていただきます。
※下記の耐用年数はあくまでもメーカーの目安です。お住まいの環境などによって異なります。
シリコン塗料 | フッ素塗料 | 無機塗料 | ラジカル塗料 | |
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耐用年数 | 約7~10年 | 約15年~20年 | 約15年~25年 | 約10~15年 |
主な特徴 | ポリウレタンを主成分とする塗料。耐久性は劣るが、柔らかく弾性があり密着性が高いという特性がある。 | 現在外壁塗装や屋根塗装で主流の塗料。紫外線に強く耐久性や耐候性などの機能とコストのバランスに優れる。 | 無機物を配合しており紫外線に強い特性を持つ。高価だが高い耐久性から長期的なコスト削減が望める。 | 塗料の劣化因子「ラジカル」の発生を抑制する機能を有する塗料。やや高価だがその分耐久性に優れる。 |
外壁塗装の塗り替えサイン
Repainting sign外壁は常に外環境に晒されているため、紫外線や酸性雨などによってゆっくりと劣化していきます。下記のような症状がでていたら塗料の防水機能劣化している可能性があります。
チョーキング現象とは、顔料の中の合成樹脂成分が紫外線などによって分解され顔料が粉状になっている状態です。触れると白いチョークのような粉が手につきます。本来の防水性などの機能が低下している状態です。
外壁が汚れるのは当たり前だと思われるかもしれませんが、塗料には汚れをつきにくくする機能もあります。汚れが目立ってきたということは塗料の機能が低下している可能性があります。
錆びは鉄が酸素と結合し酸化鉄になることで発生します。鉄部分を覆う塗料が劣化して内部の鉄が露出すると錆びが発生しやすくなります。錆は周りにどんどん広がり、部材に穴が開くなど塗装できない状態になることもあるので放置せず対応が必要です。
ひび割れが幅0.3ミリ以下の「ヘアークラック」は塗料のみに亀裂が入ったもので緊急性は低いです。
たいして幅0.3ミリ以上の「構造クラック」は亀裂が内部にまで及んでいる可能性が高く早急な対応が必要です。
塗料の劣化がひび割れから進行するとそこから剥がれてきてしまいます。剥がれた箇所から雨水や紫外線のダメージが直接外壁材にあたることになり外壁材のひび割れなどの劣化につながってしまいます。
塗料にはコケやカビを防ぐ機能も備えています。外壁にカビやコケが生えている場合は、塗料の機能が劣化しているサインです。
建物を守る大切な外壁塗装は定期的なメンテナンスが重要です。大阪市・東大阪市周辺にお住まいの方で、ご自宅の外壁塗装について何か不安なことがあれば、どんな小さなことでも構いませんのでお気軽にMリノベーションまでご相談ください